【素材の使い分け】適材適所の家づくり03|施工事例から床材や造作家具などの使用素材のメリットを解説

2023/01/31

ホルツバウハウス・インテリアコーディネーターの村重です。
 

毎月恒例「適材適所の家づくり」第3回目です。
事例には書かれていない、ホルツバウハウスの家づくりのこだわりを今回も紹介していきます!
 

過去回も見比べながらご覧ください。
→第1回目 適材適所の家づくり 01
→第2回目 適材適所の家づくり 02

 

■ 施工事例「自然の中に佇む住まい【新築注文住宅】」を徹底解剖!

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施工事例はこちらから「自然の中に佇む住まい【新築注文住宅】

山口県の自然豊かな地域に土地を購入した、自然が大好きなご家族の家。
パッシブデザインや自然素材使いが得意な弊社とタッグを組み、環境に馴染む唯一無二の住まいに仕上げました。
 

パッシブデザインについてはコチラ
ホルツバウハウスのこだわり

それでは順番に見ていきましょう!
 

・ リビングダイニング

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室内の壁は、全て紙のクロスで仕上げています。
日本ではビニールクロスが主流ですが、環境や身体への負担を考え弊社では紙クロスをご提案しています。
紙の風合いが優しく、小さなお子さんのいるご家庭でも安心して採用いただけますよ!
 

紙クロスの特徴…その名の通り、紙製の壁紙です。
天然素材を原料としているので、有害物質やアレルギーの影響がほとんどありません。

 

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床には飫肥杉(おびすぎ)を使用しています。
杉は他の樹種に比べて柔らかく空気をよく含むため、触れた時に暖かみを感じられます。
さらに杉独特の香りもあり、長期間部屋いっぱいに木の香りが残ります。
国産木材といえば、杉は代表格。杉は成長が早いため、コストが比較的安価であることも人気の理由です。
 

飫肥杉の特徴…飫肥杉は品種ではなく、宮崎県の飫肥林業地域(日南市全域と宮崎市南部)で育った杉のこと。
とりわけ飫肥杉は、樹脂を多く含み弾力性が高いため非常に強度があるといわれています。
古くから造船用にも用いられてきました。
柔らかい樹種で知られる杉ですが、飫肥杉は強度においても厚い信頼があるのです!
 

・ キッチン

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キッチンは奥さまのこだわりがいっぱい詰まっています!
オーダーキッチンの面材には、カバザクラを使用しています。
松岡製作所に依頼し、キッチン・キャビネット・カウンターを同素材で製作しました。
 

カバザクラの特徴…カバザクラは別名「バーチ」とも呼ばれる白樺の仲間にあたる樹種です。
はじめは明るく淡色であり、ナチュラルな雰囲気がお好きな方に好まれています。
経年変化によっても色が変わりにくく、長く明るいトーンをお楽しみいただけます。
強度が高く湿気にも強いため、家具によく使用されていますよ。
 

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奥さまは料理上手ということもあり、キッチン設備にはこだわりがありました。
ヒアリング時に「ハーマンのガスコンロが使いたいんです」というご要望をいただき実現!
 

そんな奥さまのために、大きな鍋からガスコンロの五徳まで洗えてしまう「ミーレの食洗機」を
私たちからご提案させていただきました。
忙しい毎日の中で家事を楽にしてくれるアイテムは欠かせませんね^^
 

・ 和室

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内装をワントーンで仕上げ、垢抜けた印象の現代的な畳部屋。
天井は杉の板張りで、心落ち着く空間です。
お子さんがお昼寝をしたり、客室になったりと使い勝手は抜群です!

そんな畳部屋には、弊社こだわりの国産「イグサ」を使った坊主畳を敷いています。
壁には土佐和紙のクロスを張り、素朴ながらも高級感を感じられます。

 

坊主畳…縁のない畳のこと。
 

国産井草の特徴…実は、日本で使われている「イグサ」の8割以上は外国産です。
弊社では耐久性に優れ、本来のイグサの香りが楽しめる国産を採用しています。
 

土佐和紙の特徴…高知県いの町、土佐市周辺でつくられている1000年以上の歴史がある和紙です。
わずか0.03mmという薄さながら、破れにくくとても頑丈です。
和紙特有の暖かな雰囲気と高級感があります。とっておきのお部屋に使いたいものですね!
 

・ 書斎(ワークスペース)

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2階の書斎兼ワークスペースです。
デスクは「タモ」を使用してオーダー製作しました。
2階の床も全て杉を使用しています。

 
タモの特徴…木目の美しさと滑らかな質感が特徴的なタモは家具にも最適!
デスクに使えばスベスベとした肌触りを味わえます。
重量に耐え得る丈夫さもあるため、重たいものを載せても安心です。

 
■ 杉で断熱しています

上を見上げると、飫肥杉の天井材。
杉は空気を含み暖かさをもたらしてくれる樹種であるとご紹介しましたが、
天井には30mmの杉板を張り巡らし、高い断熱効果を得ています。
杉板は軽いので天井材にも向いています。
 

さらに、屋根と下地材の間に通気層をつくる「通気工法」により空気が流れ、
夏場の暑さ対策や湿気による木材の腐食防止にもつなげてます。

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それでは次回の「適材適所の家づくり」もお楽しみに♪
 

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