先日、ホルツバウハウスの設計スタッフ一同で

大和重工さんがつくる鋳物ホーロー浴槽の工場を見学させていただきました。

鋳物ホーロー浴槽とは

1500度に溶かした鉄を、鋳型に流しいれてつくった浴槽に

ガラスの粉を吹き付けて、

高温で焼いて出来上がります。

それはよく高級ホテルや旅館などで採用されています。

高級感のある浴槽は

上質な浴室をつくってくれます。

一般的に浴室と言えばユニットバスを採用することが多いですが、

ユニットバスは人造大理石（アクリルウレタン系樹脂）や

ＦＲＰ（ガラス繊維入りプラスチック）といわれるもので作られています。

それに比べて鋳物ホーローは

鉄+ガラスのため、

高級感は抜群です。

びっくりしたことは、

一つ一つ手作りということ。

職人が1500度に熱せられた鉄を流しいれ

それにガラス粉を手作業で掛け、

高温で焼くという工程で制作されていました。

命の危険と隣り合わせです！

毎日このような環境の中で作っていただいているのかと思うと

頭が下がる思いでした。

家づくりをする時に、

どうしてもリビングやキッチンにお金をかけて

浴室はあまり重要視しない傾向にありますが、

一日の疲れを取る浴室を

心地よい空間にすることは

ストレス社会において

選択肢の一つになってもいいのではないかと思います。

工場を見学させていただいた大和重工さんに感謝いたします。

私たちはこれからもお施主様により良いご提案をさせていただけるよう

日々勉強が必要だと再確認した1日でした。