深い庇と木の格子柱が印象的な玄関まわり。
玄関ポーチにはモルタル金鏝押さえと自然石、木天井が使われ、上質感と温かみを演出。
施工事例
「自然素材×現代建築」の美しい融合

この住まいは、静けさと品格を兼ね備えた都市型住宅として、完成度の高い一棟です。
まず外観では、白を基調とした塗り壁と水平ラインの構成美が目を引きます。
道路に対して閉じすぎず、かといって開けすぎない、絶妙なバランス感覚が感じられ、まさに「街に馴染みつつ、個性を放つ家」と言えます。
内部空間に入ると、無垢の木材や左官仕上げの壁、光を調整する開口部など、素材の選定と配置に一切の妥協がなく、五感に優しい空間が広がります。階段や天井などのディテールは、機能とデザインの調和を実現しており、住む人の感性に静かに寄り添います。
さらに、キッチンや和室、吹き抜け空間など、家族がそれぞれの居場所を持ちながらも緩やかにつながる構成になっており、暮らしのリズムや距離感がとても心地よく設計されています。
加えて、断熱・気密・耐震性といった性能面でも非常に優れており、見た目だけでなく長く安心して暮らせる本質的な住まいとなりました。
まず外観では、白を基調とした塗り壁と水平ラインの構成美が目を引きます。
道路に対して閉じすぎず、かといって開けすぎない、絶妙なバランス感覚が感じられ、まさに「街に馴染みつつ、個性を放つ家」と言えます。
内部空間に入ると、無垢の木材や左官仕上げの壁、光を調整する開口部など、素材の選定と配置に一切の妥協がなく、五感に優しい空間が広がります。階段や天井などのディテールは、機能とデザインの調和を実現しており、住む人の感性に静かに寄り添います。
さらに、キッチンや和室、吹き抜け空間など、家族がそれぞれの居場所を持ちながらも緩やかにつながる構成になっており、暮らしのリズムや距離感がとても心地よく設計されています。
加えて、断熱・気密・耐震性といった性能面でも非常に優れており、見た目だけでなく長く安心して暮らせる本質的な住まいとなりました。
Date
- ■場 所
- 広島市安佐北区
- ■階 数
- 2階建て
- ■延床面積
- 35.12坪(116.11㎡)
- ■家族構成
- ご夫婦 お子様2人
- ■敷地面積
- 80.99坪(267.76㎡)


スタイリッシュな踏板が浮いたように見えるスチール階段がスタイリッシュ。
無垢のウォールナットのフローリングと白壁のコントラストが美しい。
天井の化粧梁がアクセントとなり、空間にリズムを与えている。
無垢のウォールナットのフローリングと白壁のコントラストが美しい。
天井の化粧梁がアクセントとなり、空間にリズムを与えている。

オープンスタイルのアイランドキッチン。
ステンレス天板とIHクッキングヒーターで、機能性と清潔感を両立。
ステンレス天板とIHクッキングヒーターで、機能性と清潔感を両立。

天井と造作に無垢の木材を使用した、香りと温もりのある和空間。
畳は市松敷きで視覚的にも美しく、モダンな和の演出で、障子がやわらかな光を取り入れ、落ち着いた雰囲気に。
畳は市松敷きで視覚的にも美しく、モダンな和の演出で、障子がやわらかな光を取り入れ、落ち着いた雰囲気に。

高い天井と天井の板張りが印象的な吹抜け空間。
採光窓から柔らかい自然光が入り、空間の明るさと開放感を強調します。
採光窓から柔らかい自然光が入り、空間の明るさと開放感を強調します。
お施主様の声
- ■家族構成
- ご夫婦 お子様2人
- ■年 齢
- 30代
街中に建つ住宅でありながら、外部の喧騒を穏やかに遮り、家の中では家族それぞれが心地よく過ごせる空間を実現したいと考えました。そのために、外観はできる限り簡潔に、内部は素材や光の陰影を活かしながら、柔らかい空気感を演出することに注力しました。
設計上のポイントは、
・光の入り方と風の通り道の設計
・家事動線とプライバシー動線の整理
・素材が経年で美しく育っていくことを前提とした構成
です。
また、お施主様との対話を重ねるなかで「この家が“帰りたくなる場所”であってほしい」という想いが共有され、感情の置き場所となるような“余白”のある空間を意識しました。広すぎず、閉じすぎず、家族の距離が心地よく保たれるように、各空間のスケールやつながりを丁寧に調整しています。
設計の終盤には、「ただ美しいだけではなく、日々の暮らしが“整い”、自然と背筋が伸びるような空間」を目指しました。
結果として、素材の良さを感じながらも、使い手の暮らしが主役になる家ができたのではないかと感じています。