【素材の使い分け】適材適所の家づくり13|施工事例から床材や造作家具などの使用素材のメリットを解説

2025/01/16

ホルツバウハウスの石橋です。

 

私たちの家づくりのコンセプトが詰まった、住まいが続々と完成しています。
今回はお久しぶりに施工事例を詳しく解説したいと思います。
適材適所のコラムでは、施工事例ページではご紹介しきれなかった素材のことや家づくりのこだわりをお話しています。

 

ホルツバウハウスの魅力を感じていただけるはず。ご興味がある方は、過去のコラムも遡って是非ご覧ください。

 

 

家族で平屋のような心地よい暮らしを

 

 

今回のお施主様は30代ご夫婦とお子さんの3人家族。家づくりのきっかけは、もともと社宅暮らしでお子さんの成長と共に手狭に感じはじめたことでした。私たちが手がける動線について興味を持っていただき一緒に土地探しから行うことになりました。

 

場所は奥様のご実家から程近い、東広島。
今回は住宅街の一角にある三角形の土地を購入されました。変形地は設計が難しいとされますが、私たちはその土地土地の良さを見つけるのが得意なので必要十分。日当たりの良さが優先ですし、何より少しお手頃な価格で手に入るのが嬉しいところ。
この地域は地盤改良が必須の土地でしたので、土地自体の費用を抑えるというのもポイントでした。

 

地盤改良についてはこちらをご覧ください。 地盤調査と地盤改良|ホルツバウハウスの家づくり

 

― 平屋のように住めること

 

家族全員が今も将来的にも心地よい住まいがコンセプト。さっそく中を覗いてみましょう。

 

 

上がり框の高さでお分かりいただけるように、
玄関は段差の少ないバリアフリー仕様に。

 

土間が広いのでベビーカーや三輪車なども置いておくことが可能です。
また玄関収納は大容量のクローゼット式にして玄関廻りをスッキリさせています。
左側は土間になっているので、ゴルフバッグなどアウトドアで使うものも収納できます。

 

 

メインのLDK。
ご要望の中に「中庭」があったので、家をコの字型に。中庭を眺めるスペースとしてリビングに「ヌック」をご提案しました。ヌックとは落ち着きを感じる小さな空間のこと。ソファがわりにもなるので、ここで読書をしたり、景色を楽しんだり。
暮らしに余白を感じられる場所って素敵だと思いませんか?

 

 

さらにこのリビングはこのように吹き抜けになっているので開放感抜群です^ ^

 

 

 

家中が見渡せるフラットで広いキッチン。
「キッチンにいる時間が長いですね」と奥様。家の中心に位置するため、ここがまさに家事の拠点となります。木製のデザインを採用しているため、家具のように空間に馴染みます。

 

背面のカップボードは、全て引き出し式なので収納物が上から一目瞭然。
天板の上には電子レンジやオーブンなどのキッチン家電を。コンセントも配置しています。

 

 

それからこのLDKは平屋のように暮らすことがコンセプトの1つとお話ししましたが、「時短家事が可能になる、無駄のない家事動線」がポイントです。

 

キッチンの背面に水廻りをまとめた間取りに。
洗面・ランドリールームには乾太くんを設置。上部には物干しもあり、季節を問わず洗濯物が可能になります。床は水に強い炭化コルクを採用。乾きやすく、冬場も冷たさを感じません。

 

このランドリールームを中心に、左側にファミリークローゼット、右側に浴室があり往来できるように設計しています。家事動線を整えることで、時短家事が手に入ります。

 

 

中庭を挟んだ、リビングと反対位置には寝室を設けています。プライバシーを考えた窓位置になっており、地窓からは中庭が覗きます。
程よい朝陽が入ってスッキリと起きられます。

 

生活空間と寝室を1階にまとめることで、2階建てでありながら平屋のような暮らしが実現されました。
いつまでも心地良い暮らしを。

 

それでは次回の事例紹介もお楽しみに。

 

 

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