幾つか住宅展示場を見学に行きました。たしかに見学できる住宅は立派なものです。ただ、いろいろと話を聞いている疑問を抱くようになりました。
理想の家とはどんなものか。快適に過ごせる家とは・・・。
それからインターネットを検索する日々が数カ月続いた結果、昔ながらの自然素材を生かして、自然な風を取りこむような家を建てたいと思うようになりました。
そこで、金堀様に辿り着き、お会いした時に、「家は完成して終わりではない。人が何十年も住み続けて完成されるもの」と言う言葉を聞いて、設計をお願いしいたいと強く思いました。歌に例えるなら、建築士・施工業者は作詞・作曲家であると思います。
そして施主は、歌手です。
何年も何十年も歌い続けて、そして世代を超えて
受け継がれるような家ができれば最高だと思います。
土壁をはじめ、木材は全て無垢。
7年経ちますが、いまだに無垢の香りがぷんぷん。玄関に入った瞬間にみなさん「木の香りがすごい」と驚きます。
1階2階とも天井が高く、窓も大きいため自然な風が常に吹き込みます。
猛暑でも、エアコンなく就寝できます。未だにエアコンは設置していません。(客間を除いて)リビングにもエアコンがないため、遊びに来る友達・子供たちは汗だくで、夏場は我が家へは来たがりません(笑)。その代わり、我が家の子供たちは元気です。
押入れも無垢を使用しているため、湿気はほとんど溜まりません。
水周りの床は、楠を使用しています。水をこぼしても直ぐに乾き、全く汚れが有りません。
子供の絵や写真など、気軽に画鋲でとめられる。また、汚れた部分だけ、張り替えることもできる。今は、和紙に、落書きをして、壁に貼っています。
そうじや電球を替えるのは大変ですが、空間が大きく感じられるため解放感があります。
夫婦+子供3人(小学6年、年長、年中)
夕食は、ほとんど家族そろって食事しています。
その後は、就寝するまで家族全員でリビングで過ごします。
テレビもリビングに1台しか設置せず、子供の勉強机もリビングにあり、自然と皆がここに集まり、寛いでいます。
白くて、少し落ち着かない感じだった、木の色が、温かみのある深い色になっている。
木の香りは、徐々になくなるのかと思っていたが、年数が経過しても、変わらない。
一番は、古さを感じさせない家となっています。古くなるのではなく、味わいある家へと変化しています。
全て