暮らしのかたち
「里山で深呼吸する暮らし方を。」
01.きっかけ集合住宅の暮らしから、
自然を体感する暮らしへ
近所付き合いのある集合住宅もよかったんです。だけど自由に庭を歩いたり、自然の中でのびのび過ごす暮らしが私たちには必要で。ちょっと窮屈に感じていましたね。
50人ほどしか暮らさない離島にいた経験もあって。自然が豊かな場所で家族で暮らしていきたい、田舎暮らしが本当の幸せだと思うようになった、それが私たちの家づくりのきっかけでした。
02.出会いホルツバウハウスと共に
我が家をつくる
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- 元々大学で建築を学んでいた時のご縁から、自分の暮らしに身近なものを学ぶために、ホルツバウハウスさんが開催されているインテリアコーディネーター講座を受けていました。そんなつながりもあってまずはここに相談してみようと。
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- いくつか住宅会社を回ったんですけど、各会社の「家づくりのルール」のようなものがあって…どの会社もしっくりこなかったんです。だけどホルツバウハウスさんだけなんか良い感触で。私たちの暮らしに寄り添った家をつくること、立地の課題を解決していくこと。様々な感覚や話が意気投合して任せられると直感しました。迷うことはなかったですね。
03.課題山を背にもつ立地
田舎暮らしを選びたかった私たちは、ポツンと佇む空き家を探していました。隣と程良い距離があるような。
2年くらい空き家を探しましたが、なかなかしっくりくる土地が見つけられませんでした。そこで、ホルツバウハウスさんに相談して、母方の実家がある土地を見直してみることにしました。
ここは山を背負っているので暮らすには不安があり、土地の一部にがけ条例がかかっていて、建物の配置が難しく当初は考えていませんでした。しかし一級建築士の金堀社長に相談したところ、「がけ条例ラインを避けて、家を鍵型に設計することで万が一崩れた時に被害を受けなくて済む」という意見を受けました。
- 自分たちには分からなかった「あっ!」と驚くプロの見解でしたね。期待を超えたホルツバウハウスさんの建築力や提案力に感動した瞬間でした。
- ホルツバウハウスさんの「提案力」は止めどなくて。インテリアコーディネーターで時短家事コーディネーターの村重さんが主婦の目線に立って動線計画や家事のしやすい設備を提案してくれること。数々の遊び心。私たちの考えに共感をしてくれたことが本当に嬉しかったです。
04.こだわり懐かしさと
私たちらしさの両立。
ここはよく遊びに来た祖父母の茅葺き屋根の家があった場所。どんな暮らしを営んでいたのか…その光景を今でもよく覚えています。昔は縁側があって、祖父母と一緒に座って目の前に広がる景色を眺めていました。
そんな想い出の私の原風景をこの家には取り入れたかったんです。
- 今はこのダイニングから、縁側にいる感覚で景色を眺めています。大開口窓の位置や、間口いっぱいの土間がその時の雰囲気を上手く醸し出している気がします。立て替えたはずなのになぜか「ホッとする家」なんですよね。
- そうですね。私も家族の暮らしがこの場所にマッチしている気がします。妻が上の世代から素敵な原風景や想い出引き継いだように、僕たちから子どもにも特別な経験をさせてあげたい。子どもはここへ来て外遊びが加速して…雨の日にも沢へ釣りに行っていますよ。(笑)
- 家族の帰宅動線がとてもよくて、広い玄関で釣り道具を準備したり、ドロドロになって帰ってきてもこの家ならすぐにお風呂に行けるので、汚れを臆することもなく本当に伸び伸びと過ごせています。
- それから親子で楽しんでいるのが、サウナでの男の語らい。昔フィンランドに行った時にいつかどうしても欲しいと憧れたサウナ。最近は専ら息子と父ちゃんで。息子が大人へ成長する段階を自然に見守ることができる特別な空間なんです。
- サウナはTYLO(ティーロ)の家庭用ドライサウナを提案してもらいました。サウナストーンに触れた水が蒸気となって立ち上がって、温度が一気に上昇し、新陳代謝を促して、日々の疲れを癒してくれます。
05.暮らし動線と家族とのつながり
何よりホルツバウハウスさんにお願いしてよかったことが、まるで暮らしを設計するような、私たちに寄り添った動線の提案と家族をつなげる間取り。
- この家事室を中心とした動線は、キッチンから家事室兼パントリー、脱衣室、洗面室。この回遊動線で大抵のことは完結するように設計されています。家事室は私の書斎でもあって、スキマ時間で読書をしたり家計簿をつけたりとまさにかゆいところに手が届きますし。
- ダイニングテーブルと一体型のキッチンは、設計の最後に決まった場所です。普段の食事はもちろんですが、景色を見ながらコーヒーを淹れて主人と何気ない話をする。料理をしながら子どもと今日あったことを話す。そんな家族がつながる場所をつくることができました。