ローコスト住宅を建てて後悔する7つのこと
価格だけでは決められない家づくり

「できるだけ家にかかる費用を抑えたい」
家づくりを考え始めたとき、多くの方がそう思われるのではないでしょうか。
土地代や住宅ローン、教育費、これからの生活費を考えると、建物の価格を少しでも抑えたいと思うのは当然のことです。
最近では「月々○万円から」「○○万円で建てられる家」といったローコスト住宅も増えています。
もちろん、ローコスト住宅そのものが悪いわけではありません。
大切なのは、「建てるときにいくらかかるか」だけで家を判断しないこと。
住宅は、完成した瞬間がゴールではありません。
その家で10年、20年、30年と暮らしていくからこそ、建築費だけでは見えてこない部分まで考えておく必要があります。
今回は、実際に家を建てたあとに感じやすい7つの後悔と、ホルツバウハウスが家づくりで大切にしていることをご紹介します。
1.間取りが自分たちの暮らしに合わなかった

家づくりで最も大きな後悔につながりやすいのが「間取り」です。
たとえば、
- 1階で洗濯したものを3階まで運んで干している
- 欲しい場所に収納がなく、物が片付かない
- 駐車スペースには車が入るものの、ドアの開閉や荷物の出し入れがしにくい
- ファミリークローゼットはあるけど、片付かない
- 使わないベランダの掃除や防水など、メンテナンスだけが必要になった
といったケースです。
図面上では問題がなくても、実際の暮らしの中では「使いにくい」ということがあります。
なぜなら、家事の仕方や生活リズム、持ち物の量は家庭によってまったく違うからです。
大切なのは「何帖あるか」より「どう暮らすか」
たとえば洗濯ひとつを取っても、
洗う → 干す → 取り込む → たたむ → 収納する
という一連の動きがあります。
それぞれの場所が離れていれば、毎日何度も家の中を往復することになります。
一回なら数分の違いでも、それが365日、何十年と続けば大きな差になります。
ホルツバウハウスでは、単に部屋を配置するのではなく、
「そのご家族が、朝起きてから夜眠るまで、家の中でどう動くのか」
というところから間取りを考えます。
2.今の暮らしには合っていても、将来使いにくくなった

家を建てるときは、どうしても「今」の暮らしを基準に考えてしまいます。
しかし、暮らしは変化します。
子どもが成長する。
家族構成が変わる。
働き方が変わる。
趣味が増える。
年齢を重ねる。
だからこそ、現在だけでなく、10年後、20年後まで想像した間取りが必要です。
最初から決められたプランに暮らしを合わせるのではなく、
「これからどんな暮らし方をしていくだろう」
と考える。
それが注文住宅をつくる大きな意味だと、私たちは考えています。
3.流行で建てたけど、数年たったら古い感じがする

家づくりをするとき、SNSや住宅雑誌で見かけた「今人気のデザイン」に惹かれることはよくあります。
たとえば、
- 流行の色や素材をたくさん取り入れる
- 人気のインテリアテイストで家全体をまとめる
- SNSでよく見る間取りやデザインをそのまま採用する
といったケースです。
もちろん、好きなデザインを取り入れることは大切です。
ただ、「今流行っているから」という理由だけで選んでしまうと、数年後に古く感じてしまうことがあります。
住宅は洋服や家具のように、気軽に買い替えることができません。
だからこそホルツバウハウスでは、流行だけを追うのではなく、長く住んでも飽きにくいデザインを大切にしています。
無垢材などの自然素材は、時間が経つことで色合いや風合いが変化し、それも住まいの味わいになっていきます。
また、窓の配置や光の入り方、天井の高さ、素材の組み合わせなど、建物そのもののバランスを丁寧に整えることで、流行に左右されにくい住まいを目指します。
「完成したときが一番きれいな家」ではなく、10年、20年と暮らすほど愛着が増していく家。
それが、ホルツバウハウスが考える住まいのデザインです。
4.建築費は安かったのに、光熱費が高い

住宅にかかるお金は、建築費だけではありません。
毎月支払う電気代も、長く住めば大きな金額になります。
最初の建築費を抑えるために住宅性能を落とした結果、
「夏は暑い」
「冬は寒い」
「エアコンをつけてもなかなか快適にならない」
「思った以上に電気代がかかる」
となってしまっては、本当に経済的な住宅とは言えません。
ホルツバウハウスでは、断熱等級6以上を基本に、高い断熱・気密性能を確保した住まいづくりを大切にしています。
また、性能の数値だけではなく、
- 冬の日射を取り入れる
- 夏の日射を遮る
- 窓の配置を考える
- 自然の光や風を活用する
といったパッシブデザインも取り入れながら、できるだけ少ないエネルギーで快適に暮らせる住まいを考えます。
太陽光発電についても、ご家族の暮らし方や将来の光熱費などを考えながらご提案します。
「建てるときの価格」ではなく「住み続けるための価格」
住宅価格を比較するときは、
建築費+光熱費+メンテナンス費
まで含めて考えることが大切です。
5.思っていた以上にメンテナンス費がかかった

家は、建てたあともお金がかかります。
特に外壁や屋根などは、使用する材料によって将来のメンテナンス頻度が大きく変わります。
たとえば外壁塗装では、仕様や建物の大きさなどによって異なりますが、10~15年程度を目安にまとまった費用が必要になるケースもあります。
建築時に数十万円安くなったとしても、30年間で何度もメンテナンスが必要になれば、最終的な負担は逆転する可能性があります。
だからこそ家づくりでは、
「今いくら安いか」ではなく、「この先いくらかかるか」
まで考えて材料を選ぶことが重要です。
ホルツバウハウスが自然素材を大切にしているのも、見た目だけが理由ではありません。
無垢材など、本物の素材ならではの心地よさや、時間とともに味わいを増していく住まいをつくりたいと考えているからです。
新品のときが一番きれいな家ではなく、10年、20年経ったときにも愛着を持てる家を目指しています。
6.音が思った以上に気になる

暮らし始めて初めて分かることのひとつが「音」です。
たとえば、
- トイレの音
- 子どもの足音
- ペットの鳴き声
- テレビや生活音
- 楽器の練習
- オンライン会議
- 外を走る車の音
などです。
間取りや断熱・気密性能、使用する建材などによって、音の感じ方は変わります。
特に、お子様がいるご家庭やペットと暮らすご家庭、楽器を演奏されるご家庭では、設計段階から音について考えておくことが大切です。
「住んでから何とかする」のではなく、最初の打ち合わせで暮らし方をきちんと伺う。
ここにも、丁寧なヒアリングが必要な理由があります。
7.「建てたあと」の安心まで考えていなかった

住宅会社との付き合いは、家が完成したら終わりではありません。
むしろ、完成してからの方が長いお付き合いになります。
何か不具合があったときに相談できるのか。
定期的な点検はあるのか。
災害への備えは十分なのか。
こうした部分も、家づくりを始める前に確認しておきたいポイントです。
ホルツバウハウスでは、長く安心して暮らしていただくための住宅性能とアフターメンテナンスを大切にしています。
耐震性能についても、耐震等級3を基本として、構造の安全性をきちんと確認したうえで設計します。
毎日暮らす場所だからこそ、
「たぶん大丈夫」ではなく、根拠をもって安心できる家にする。
それが私たちの考える家づくりです。
ホルツバウハウスが家づくりで大切にしている4つのこと

私たちホルツバウハウスは、次の4つを大切に家づくりをしています。
1.暮らしを支える住宅性能
2.心地よい自然素材
3.設計士と一緒につくる住まい
4.家事ラクと収納計画
性能の高い家も、自然素材の家も、設計士がつくるデザイン住宅も、現在では他の住宅会社でも取り組んでいます。
だから私たちは、それだけで十分だとは考えていません。
ホルツバウハウスが特に大切にしているのが、4つ目の
「家事ラクと収納計画」
です。
家事は、毎日のことだから。

料理をする。
片付ける。
洗濯する。
干す。
しまう。
掃除する。
買い物から帰ってきた荷物を片付ける。
一つひとつは小さなことでも、毎日積み重なっていくのが家事です。
だからこそ、住宅の設計によって負担を減らすことができます。
ホルツバウハウスでは、
「キッチンから洗面室まで近ければ家事ラク」
といった単純な考え方だけではありません。
そのご家庭が、
誰が料理をするのか。
洗濯物はどこで干すのか。
服はどこにしまうのか。
買い物は週に何回するのか。
日用品をどれくらいストックするのか。
家族は同時にどのような動きをするのか。
そんなところまで伺いながら、動線と収納を考えていきます。
「家事ラク」を感覚だけで提案しない

ホルツバウハウスを運営する住宅デザイン研究所では、住宅事業だけではなく、長年にわたり教育事業にも取り組んできました。
その強みを生かし、
- 整理収納に関する知識
- 時短家事に関する知識
- インテリアに関する知識
などを学んだスタッフ・設計者が、実際の住宅設計にその知識を反映しています。
また、ホルツバウハウスが考える「家事ラク」は、
「女性が家事をしやすい家」ではありません。
家族みんなが自然に家事に参加できること。
一人だけに負担が集中しないこと。
家事そのものを減らせること。
つまり、「家族全員にとって暮らしやすい家」をつくることです。
安い家ではなく、「後悔しない家」を選んでほしい

家づくりでは、どうしても坪単価や総額に目が向きがちです。
もちろん予算は大切です。
私たちも、予算を無視して高い家を建てることが良いとは考えていません。
しかし、住宅は金額だけでは比較できません。
3,000万円の家と3,500万円の家があったとき、500万円安いという理由だけで前者を選んでも、
- 光熱費が高い
- 家事がしにくい
- 収納が足りない
- メンテナンス費がかかる
- 暑い・寒い
- 暮らし方に合わない
ということになれば、本当に500万円得をしたと言えるでしょうか。
大切なのは、
「予算の中で、何にお金をかけ、何を削るのか」
をしっかり考えることです。
いい家は、しっかりした打ち合わせから生まれる

ローコスト住宅で後悔しないために必要なのは、高価な設備をたくさん入れることではありません。
大切なのは、
自分たちはどんな暮らしをしたいのかを、家を建てる前にしっかり考えること。
そして、それを住宅会社や設計士と共有することです。
家事の仕方も、収納したい物も、好きなインテリアも、心地よいと感じる温度も、人によって違います。
だから、誰にでも当てはまる「正解の間取り」はありません。
しっかり話をして、暮らしを知り、性能や素材、将来のメンテナンスまで考える。
そこから出来上がったプランこそが、そのご家族だけの本当の注文住宅だと、ホルツバウハウスは考えています。
家を建てたあと、
「もっとこうしておけばよかった」
ではなく、
「この家にしてよかった」
と思っていただける住まいを。
ホルツバウハウスでは、設計士がお客様の暮らしをじっくり伺うところから、家づくりを始めています。