見落としがちなスイッチの話|どこにどんなスイッチをつける?

こんにちは。ホルツバウハウス設計の高垣です。
今回は、家づくりをする際に意外と見落としがちなスイッチについてのお話です。
「たかがスイッチ」と思っていませんか?「されどスイッチ」なんです!
知らなかった、スイッチの種類
スイッチの一口に言っても、機能や性能によって種類は様々です。
それぞれの機能を活かせる場所で使用することで、より暮らしが豊かになります。
〇片切スイッチ

照明のオンオフを1カ所でできるタイプの一般的なスイッチです。近年では操作部分が大判タイプのワイドスイッチが、一般的になってきています。
〇3路スイッチ
1つの照明に対して、2つのスイッチが連動しているタイプです。特に階段の照明などは下の階からと上の階から、2か所で使えると便利ですよね。
〇4路スイッチ
照明を3カ所以上でオンオフできるスイッチです。
住宅ではあまり使うことがないかもしれませんが、間取りや暮らし方によっては必要になるかもしれません。
〇位置表示灯(ほたるスイッチ)

スイッチにLEDランプが付いていて、OFF状態の時、真っ暗の状態でもスイッチのLEDランプが点灯しているため、スイッチの場所が一目でわかり、夜のトイレなども安心です
〇確認表示灯(パイロットスイッチ)
スイッチにLEDランプが付いていて、スイッチをONにするとLEDランプが点灯し、ONの状態がわかり、消し忘れを防止する便利なスイッチです。例えばトイレの換気扇など、ついているかついていないか分かりにくいものに対して使います。
〇調光調色スイッチ

照明の明るさを調整できるスイッチで、0~100%の間で照明の明るさを調整できます。明るさを上手に調整することで省エネにもつながりますね。
プラス、生活スタイルや部屋の用途に合わせて光の色味を変えることもできます。例えば、朝の起床時は明るくさわやかな寒色系の色(昼光色)、勉強や読書は明るく文字が見やすい白い色(昼白色)、夕食やおやすみ前にはゆっくりとくつろげる暖色系の色(電球色)といった具合に、お好みの色にすることができる万能のスイッチです。
リモコンと併用して使用するものや調光のみの物など、様々なタイプのスイッチがあります。
〇センサースイッチ

人の動きを感知して、自動でオンオフを切り替えるタイプのスイッチです。
トイレなどの過ごす時間が短い空間の照明や外部の照明などで採用することで、家族が便利なだけでなく防犯性もアップしますよ。
〇シーンコントローラー
複数の照明をそれぞれお好みの明るさを設定し記憶させることで、一つのスイッチで空間の雰囲気を切り替えられるようにするものです。
一度に多くのスイッチをつけることができるので、手間をかけずに部屋の明るさを調節できるのは魅力ですね。
こだわりスイッチで暮らしをより豊かに

オンオフするスイッチは、1日のうちに何度も使用します。だからこそ、細かい部分でもこだわることで生活が豊かになります。
ぜひ家づくりを考える際は、スイッチの場所にもこだわってみてくださいね!

