物の場所は動線とともに設計する|なかなか片付かないとお困りの皆さんへ
ホルツバウハウス・インテリアコーディネーターの村重です。
収納や整理整頓という言葉を聞くと、
「やる気が出ないし、時間がないし…」とあきらめている方も多いのではないでしょうか。
私自身も、現在は時短家事コーディネーターや整理収納アドバイザーとして活動していますが、皆さんと同じように悩むことも多いですし、片付けの基本を考えながら様々な工夫をしてカタチになりました^ ^
そんな皆さんに、とっておきの言葉をお伝えします。
「片付け上手は、動線上に物の住所を決めること」
収納のコツは、道具や日用品を同じ場所に戻すだけ
物が多い方、少ない方。衣類が多い?趣味は?子どもの人数や年齢は?
【お施主様それぞれで異なる収納物】と【最適な動線】を把握しながら、物の住所を設計しています。
「え、家が完成した後に、収納場所を決めるんじゃないの?」と思いますよね。
実は、住まいの設計の中で大切な“動線”を考えるには収納物の位置が関係してきますので、設計時から考えておくことがとても大切。
雨の日のお子さんの帰宅時を想像してみましょう。
1.傘はどこにしまう?雨合羽はどうすれば良い?
2.濡れてしまったので着替えよう。どこに服が収納されている?
3.ランドセルはどこに収納する?
雨の日って、ちょっぴりハードルが高いんですよね…。
・ホルツバウハウスが手がけた実際の住まいの様子
実は、こちらは普段家族が使用する勝手口も兼ねた土間玄関。
(来客用としても使う入口は別にあります。)
玄関内は土間になっていて、雨の日でも気にせず使うことができます。
傘を収納する場所は、壁に取り付けたハンガーに。
濡れた靴や雨合羽は、土間で乾かしましょう!
土間を上がってすぐの場所には、洗濯室や洗面室があります。
その先に、ファミリークローゼットを設置。
一連の動線に、帰宅時に必要な収納が並んでいます。
「どこで何をするのか、何が収納されているのか」
・すぐに実践できます
たとえ片付けを行った場合でも、物の場所がいつも別の場所にあると探すのも大変ですよね。
日常の動きを考えた上で、収納場所として最適かつ取り出しやすい場所を選んで、いつも動きの流れでその場所に戻します。
とても単純なことですが、慣れるまで意識しながら取り組んでみましょう。
家を建てる前から、少しずつ練習してみると良いかもしれませんね!