ホルツバウハウスのリノベを支える“耐力壁”とは?
ホルツバウハウス・設計士の高垣です。
早速ですが、皆さんはリノベーションに対して不安をお持ちではありませんか?
「デザイン面では色々楽しめそうだけど、機能面では新築に劣るのでは?」
「地震が来た時に、古い家は倒壊しそう…!」
実は弊社に相談に来られるお客様にも、そんな不安をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
今回は戸建てのリノベーションに注目して、私たちのこだわりについてお話しします。
私たちがリノベーションをする上で大切にしていること
実は私たち、住宅性能の向上とデザイン性のバランス重視でリノベーションを行います^ ^
お客様のご要望はそれぞれで、性能重視型やコスト重視型。それからデザイン重視型も。
それぞれに特化した住宅メーカーさんも多く存在しますね!
そんな中、私たちはお客様のご要望やコストに合わせつつも、住宅性能についても最適解を求めています。
お客様は古い家がどれだけ弱くなっているのか、耐震性能がどこまで備わっているのか想像がつかないと思います。
「正しい知識を持って、納得いくものを!」ということをテーマに、建物の現状を確認しながら長く安全に住めるリノベーションをお客様と共に行うことを大切にしています。
私たちは窓口が設計士だからこそ、直接話し合いながら様々な選択肢を模索することもできます。
住宅性能向上のポイント「耐力壁」
私たちの使命としては、いかに安全な箱(=住まい)をつくれるのか。
リノベーションでは、既存の家の耐震性をあげるために「耐力壁」をプラスしていきます。
耐力壁とは建物の構造において、地震や風などの横からの力=水平力や歪みに耐えるための壁です。
また重力の向かう鉛直方面(=地球の中心に向かう方向)の力にも力を発揮し、柱や梁と一緒に建物を支えてくれる重要な構造部となります。
耐力壁には様々な種類や工法があり、どれくらいの耐力がほしいかによって使い所を切り替えています。
基礎の状態も大きく絡んでくるので、まずは基礎の補強とのバランスを見ることが大切です。
ソフトで計算して、その家ごとに費用対効果を鑑みながら適切な方法を検討しています。