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社長BLOG



金堀健一

【木になる話】木視率と住み心地の関係|広島の木の家づくり

ホルツバウハウスの金堀です。

 

本日お話しするのは「木視率(もくしりつ)」についてです。
聞き慣れない言葉ですが住まいの居心地の良さをつくるための大切なポイントで、私たち建築士は設計する際には意識せずとも木視率のバランスを図りながら家づくりを行っています。

 

■ 木視率(もくしりつ)とは…?

 

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住まいに限らず、屋内の総面積における木材で構成される割合のことです。
もっと砕いてお伝えすると、私たちが建物の中で目にする木材の割合を「木視率」と呼んでいます。
ちなみに私たちが心理的に最も心地良いと感じるのは40%ほどの木視率といわれています。

 

■ なぜ木視率が重要視されるのか?

 

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専門的ではありますが「木質居住環境」という言葉があります。
木でつくられる環境のことを示し、暮らす人や使う人に温もりや安らぎ、そして落ち着きを与えることが様々な研究により発表されています。
精神的なリラックス効果が高いことや脳活動にも影響を与えることから、住環境以外にも学校や公共施設といった子どもたちの成長を育む場所では木質環境への見直しが行われています。

 

参考文献: [木材学会誌 Vol. 63, No. 1, p. 1-13(2017)] 木質居住環境が人間にもたらす影響の評価手法より
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwrs/63/1/63_1/_pdf

 

先程「約40%の木視率が心地良いとされる」とお伝えしましたが、この理由について。
私たちが長年家づくりを行ってきた中での見解ですが、住まいというのは長い目で見て考えるべきもので、木視率のバランスを図ることで”長く居心地の良さを感じる確率が高い”と考えています。

 

私自身も木の家が好きでずっと研究してきましたが、木材というのは落ち着きを感じられる反面、使いすぎると圧迫感を与える側面を持っていると考えています。
例えばこの図のように白一色の空間と、木一色の空間では同じ空間面積でも感じる広さが異なります。
見比べてみると、左右の床面積が少し違って見えませんか?

 

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過ぎたるは及ばざるがごとしという言葉があるように、行き過ぎは住まいにおいてもナンセンスで壁紙など他の素材とのバランスの兼ね合いが重要なのです。
そこで大切なのが木視率というわけです。

 

私たちは住まいとともに、家具や照明との木質バランスを図りながら皆さんの家づくりを行っています。
お施主様に特段考えていただくことではありませんが、私たちの一つのこだわりとして知っていただけると幸いです。

 

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