子育て世代の間取りとは?|育児中から老後まで暮らす家をつくりたい!
ホルツバウハウス・設計士の高垣です。
家を建てる方の多くは、子育て世代です。
一般的には、育児のしやすい間取りや広さをご希望いただきます。
でもよく考えてみると、家って一生モノ。
果たして、子育て目線だけで家をつくってよいのでしょうか…?
本日は「ずっと暮らしやすい、子育て世代がつくる家」についていっしょに考えてみましょう!
■ 長く快適に暮らすために気をつけたいこと
Point1 子ども部屋って本当に必要?
まずは、子どもがその家で育つ期間を考えてみましょう。
小学校就学に合わせて建てるなら、成人まで14年ほど。中学校就学時なら約7年。
子どもが部屋を使う期間って実はそう長くはないのです。
それに比べて、親世代は40年近く住むことになります。
▲こんな事例も!将来的に2つに分けられる仕様です
「子ども部屋」にこだわる必要はありません!
ベッドが置ける、4〜5畳ほどのプライベート空間があれば十分だと思います。
クローゼットなども、ファミリークローゼットなどを別に設ければ必要なくなります。
大きな部屋をつくり、成長に合わせて間仕切ることもできます。
元に戻せば、再び大きな部屋として使用できます。
Point2 子どもにはリビング学習がおすすめ
リビングで両親に見てもらいながら勉強するというお子さんが多いですね!
周りに人の声や物音が聞こえる環境で学習すれば集中力が高まるとも言われています。
ただ、食事時に毎回勉強道具を片付けるのは大変です。
「ワークスペース兼書斎」のような場所をあらかじめ設置すれば、快適にリビング学習を行うことができます。
受験期間だとしても現代においては塾で勉強されるお子さんがほとんどでしょう!
もし子ども部屋をつくるなら小さな部屋で十分対応できます。
Point3 顔を合わせる間取りに!
子どもの健やかな発育のためには家族のコミュニケーションが大切です。
両親が共働きの場合や生活リズムが違ったとしても、家族が自然と集まれる空間があれば1日に数回は顔を合わせることができます。
おすすめはリビング階段。リビング階段にすれば、必ず居室を通ることになります。
老後を考えてもリビングを充実させることはメリットになります。
子育て世代だからといって、子どもにフォーカスした家が良いとは限りません!
将来を見越した、暮らしやすい家づくりをいっしょに考えてみましょう!
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