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社長BLOG



金堀健一

自然素材の住宅、素足の感触を楽しむとは?

みなさんご存知でしたか?

素足文化の国は我が国の他には韓国、タイ、トルコ、イラン、マレーシアなど限られた国のようです。

古き民家には畳や無垢の木床を素足で歩く心地よさが残っているが、近年の住宅は住宅洋風化と住宅建材の工業化により、床仕上げ材も新建材(クッションフロアや複合フローリング)に変わりスリッパの暮らしが普遍化しています。


夏に高温多湿な風土ゆえ、畳や素足文化が育まれてきましたが、塩ビやポリウレタン樹脂で固められた床材はもはや素足では心地悪く、スリッパが普及したのでしょう。

居住性に大きな影響を及ぼすのは肌が直接接する床材なので、コストは高くなっても心地よい無垢の単層フローリングが、にわかに注目され始めています。


無垢のフローリングを採用してもポリウレタン塗装仕上げでは、自然素材のもつ調湿機能は半減してしまいます。素足の心地よさを得たい場合には、杉の厚板(30㎜)がお勧めです。杉厚板を張り自然塗料で仕上げると、柔らかい杉材は断熱性と調湿性に優れ、冬は足の裏の熱でほのかな暖かみを覚え、夏は足の裏の湿気を吸い取ってくれる感触で、特に風呂上がりの素足の心地よさは格別です。

この無垢床を良質なコンディションを保つ為には手入れが必要で、固く絞った雑巾掛けがベスト。週一程度の雑巾掛けをすると、電気掃除機では捕獲出来ない微細な粒子の汚れが拭き取れ、足の裏の感性は磨かれることでしょう。

侘び、寂びなど繊細な感性を持つ日本人と素足文化は深い関係性があったのでしょう。

素足の刺激が健康性を磨くのかも。これからの住まいは、住宅から失われてきた自然素材や素足文化を再評価することが大切だと思っています。

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