今回はニュースがあるので、木のお話は一旦お休みさせて頂き、表題の内容についてお話させて頂きます。
2022年度広島市空き家バリュー再生ステーション事業(戸山・湯来地区)に、当社が事務局を運営しているNPO法人住環境デザイン協会の提案が採択されました。
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/proposal/279949.html
事業概要は、広島市の中山間地域の一部地域(戸山・湯来地区)において、空き家の所有者が抱える課題に対応し、相談から利活用までを一体的に対応することで、空き家の有効活用に取り組み、地域の活性化を図るという内容です。
この事業の肝は、広島市が空き家所有者から空き家を借り受け、活用希望者に転貸するということです。中山間地域の空き家所有者は、代々受け継いできた土地建物を売却することに対する抵抗感をお持ちだと思います。一方で遠方に居住されていたりして管理が難しく、将来相続しても具体的な活用イメージができていない方も多いのではないでしょうか。広島市が直接賃貸することで、所有者も活用者も安心して契約でき、又中山間地域の活性化に繋がることになれば、意識も高まっていくと思います。
NPO法人住環境デザイン協会のスタンスは、地元の住民の方々のご意見を最重要視し、広島市と共に、縁の下の力持ちに徹することです。
戸山には素晴らしい景色とおしゃれなお店がたくさんあり、湯来には素晴らしい温泉街が2つもあります。それらの長所を存分に生かし、関係人口や交流人口を増やしつつ、空き家を再生して定住人口を増やす仕掛けをすることができたらと考えています。
この事業において、セミナー相談会や空き家調査・リノベーションプラン策定をホルツバウハウス・住宅デザイン研究所が、賃貸契約・管理を部屋店さんがお手伝いさせて頂く予定です。
ブログをご覧の皆様も、興味ある方は是非この事業を注視しておいてください。うまくいけば、全国的なモデル事業になることでしょう。