空き家対策
2019/03/17
3/1に国土交通省2018年度「地域の空き家・空き地等の利活用等に関するモデル事業」の成果発表会が東京・大手町で開催されたので参加してきました。
全国各地で、「空家対策」を様々なアプローチで考える、とても社会性の高い事業でした。
我々広島チームは、数十の物件を所有するオーナーによる、DIY賃貸借に係るセミナーと相談会を開催し、その報告をさせて頂きました。
空き家問題は、全国で大きな問題となっており、数年後には団塊の世代が後期高齢者になる日本は、更に加速していくと思われます。人口減の中で、単に税の優遇や補助金等、街の魅力付けでIターンやUターンを図っても、パイの取り合いとなってしまいます。今後は、空家を有料老人ホームにコンバージョン(用途変更)したり、都心回帰による郡部の消滅も図っていかないといけないと思います。今は、全てを解決しようとしているので皆苦しんでいるように感じます。
広島では、今年の1月に、広島県空き家利活用研究会を立ち上げました。弁護士・税理士・不動産鑑定士・司法書士・土地家屋調査士・定借アドバイザー・宅建士・建築士で構成されています。空家問題は、単に不動産売買や相続だけの問題ではなく、複合的な問題を含んでいます。それをワンストップで解決できる組織にしていきたいと思っています。
さらに、問題が起こってから対応するのではなく、問題が起こる前に事前処置をすることを促進するよう呼びかける事業もしていきたいと思っています。