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社長BLOG



金堀健一

木造住宅の耐久性

木は弱い、火災に弱い、長持ちしないのでは?と思われていませんか?

樹種の適材適所や扱い方によって、耐久性や魅力が大きく変わります。

 

◇軽くて強く加工しやすい

木は実は比重当たりの引張強度や圧縮強度が高く、軽くて強い材料です。

また加工性がよく、現場での組み立てが容易で特殊な機材が不要です。

 


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引っ張り強度は鉄が、杉・コンクリートに比べて抜き出て強いですが、単位重量当たりの強度(比強度)はスギ(木材)が圧倒的に強いのです。

同じ強度の住宅では、鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べ木造が最も自重を軽くできます。

 

◇火災に弱くない

木構造は火災時、表層に炭化層ができ、燃焼が進みにくいと言われています。

断面が厚い木材は火災時に軽量鉄骨造のように短時間に崩れ落ちません。

 

木材の表面に着火した場合、炭化速度は0.6~0.8mm/分程度で中心部までは中々燃えないが、鉄は一定の温度(600℃)を超えると急激に強度が落ちます。

つまり、火災時は木造より軽量鉄骨住宅の方が怖いのです。

 

13鉄アルミ木材の加熱による強度の変化

図1

 

◇腐朽させない方法で長寿命

木は腐らせなければ、耐久性の優れた長寿妙な材料です。

そして木造は適材適所、防腐、防蟻対処で長期にここちよく使えます。

 

木造住宅の構造的耐久性は土台の耐久性が大きく影響します。

土台に耐腐朽性のある木を使い、床下が高湿度にならない工夫をすれば腐朽菌、シロアリ対策になります。

 

■腐りにくい木・・・ヒバ、ヒノキ、クリ

■腐りやすい木・・・ベイツガ、ベイマツ、ホワイトウッド

 

図2

上図は腐朽菌が繁殖しないよう、基礎パッキンの上に銅板を敷いています。

これは当社が行っている基礎工事です。

 

木材が腐る必要要素は、

①水分:木材含水率40~60%

②温度:20℃~30℃で旺盛に繁殖(60℃以上で死滅)

③空気:酸素呼吸を営む(水中に沈めれば菌の繁殖は停止)

④栄養分:木材を栄養源とする

 

もし、屋外に木材を使う場合は、耐久性のあるイペ・ジャラ・チークを使うか防腐処理が必要になります。

基礎まわりは湿度が高く腐りやすいので土台の含水率を下げるのがベストです。

ヒノキやヒバを使い、かつ湿度を下げるようにしなくてはなりません。

 

今、述べたことは当社が行っているセミナーの一部分です。

木に対する確かな知識で、理想の住まいを建ててもらいたいと思います。

 

 

 

 

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