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社長BLOG



金堀健一

新建材とは? 自然材料の古民家住宅の良さ!

新建材をご存知ですか?最近は死語となっている建築用語ともいえるでしょう。それは新建材が今日では一般的な建築材料になっているから。第二次世界大戦後に工場生産手法により新しく生まれた建築材料を新建材と呼んでいました。現在の住宅仕上げ材に一般的に使われている塩ビ壁紙、クッションフロア、ボード類、複合フローリングなどが新建材です。戦後の高分子化学(プラスチック)の発展と建築材料の工場生産化によって生まれた新材料が新建材で、性能が良く安価で便利(施工性が良い)なので戦後の家づくりに普遍化したようです。
今の住宅は新建材で造られているといっても過言ではないでしょう。壁、天井は塩化ビニル壁紙、床は複合フローリング、幅木や額縁・建具などはMDF(中比重繊維板)に化粧シートを張ったものが一般的です。一方、古民家は当然のこと新建材は使われていなく、構造材・仕上げ材すべて自然材料で造られています。

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どちらが良いのかは価値観の問題。性能・コストを優先すれば新建材を選ぶことになるでしょう。材料を人間との距離により、近い順に4分類すると1、グループは人間の周辺にある生物材料、2グループは大地の表面の土に火で加工材料、3グループは地中の鉱物などの資源から工場生産する材料、4グループは化石燃料から造る高分子材料に分類できます。
材料選択をこれまでの価値観であった性能・コストで考えると3~4のインターナショナルな材料が優れている。一方人と地球への優しさ(健康性)で考えると全く逆の1~2グループの自然系材料がベストとなります。
自然系材料は新建材に比べ、材料費が高く、施工に高度の技能を要し、施工後に手入れが必要ですが、時の経過とともに味わいを増し、長寿命の魅力を持っています。居室の仕上げ材に自然系材料を使うと、新建材に比べ確実に室内空気質を良くし、健康的であることは間違いありません。これからの住まいは仕上げに自然系材料を選択する心掛けが大切で、そのことが人と地球の健康を育むことに繋がると思います。

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