ドアノブや取っ手のハナシ|住まいの内装選び
2025/10/09
ホルツバウハウス・設計士の村重です。
いつも私たちのブログや施工事例を覗いていただきありがとうございます。
ところで、私たちの事例の中で特徴的な点があるのですが、皆さまはお気づきでしょうか?
そう!取っ手が目立たないんです。
実はこれには理由があります。
木を触る習慣を
私たちがドアノブを設置しない、取っ手を目立たせない理由は「毎日、木を触って欲しい」から。無垢床と同様に素手で触れて、木の手触りと温もりを感じていただきたいと思っています。
そもそも私たちは「エアコン1台でまかなえる住まい」を手掛けており、その関係から扉は基本的に天井から吊るす「上吊り引き戸」を設置しています。年齢を重ねても1歩2歩と歩く作業がなく、無駄なスペースが要らないことも引き戸にする理由です。
そんな引き戸には、長い引き手を掘り込んでいます。
小さいお子さんでも、背の高い方でもどちらも掴んで開けやすいデザイン。
ノブをひねる動作が不要なので、握力が弱い方でも楽に開けることができます。
さらには、同素材を使うことで木の空間の雰囲気を損なわず、上質な印象になります。
和モダンやナチュラルテイストな住まいに馴染むので、私たちの手がける住まいの雰囲気がお好きな方なら気に入っていただけると思います。
またこのような障子を窓辺や間仕切りとして設置する場合は、引き手は必要ありません。
組み木の部分に手をかけて、開閉していただけます。
ドアノブを使用するのも、もちろんアリ
ここまで「ドアノブなし」をおすすめしてきましたが、住まいのテイストに合わせて設置することもあります。アメリカン・ヨーロピアンテイストの場合は、真鍮のドアノブが空間を引き立ててくれますよ♩
皆さんのご要望に合わせてご提案させていただきます。