家の匂いを決める素材選び | 化学物質と自然の香りの話

2025/09/30

 

ホルツバウハウスの金堀です。

 

早速ですが、新しい建物に入ったり新しい家具を購入した時。

ツーンとした匂いを感じたことはありませんか。

これは一般的に“新築臭”や“新品臭”と呼ばれるもので、原因は建材や家具から揮発する化学物質にあります。この化学物質はホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなどの揮発性有機化合物(VOC)が代表的ですが、平成15年に建築基準法が改正され、規制が厳しくなったことで大幅に減少しました。

しかし、この匂いはゼロになったわけではなく、気密性の高い住宅ほど匂いがこもって感じやすいのも事実です。

 

 

「自然素材だから安心」は半分正解、半分誤解

 

 

ビニールクロスや合板フローリング、輸入家具などは臭いが気になりやすいものです。F☆☆☆☆(フォースター)と表示された建材は、放散量が最も少ない等級ですが、それでも微量に揮発はあります。小さなお子さんやアレルギーのある方がいる家庭では、建材や家具の選び方に気を配ることが大切です。

 

無垢材や漆喰・和紙などの自然素材は、揮発性化学物質がほぼ無く安心感があります。

ただし、木材は乾燥や防虫のために最低限の薬剤処理がされていることもありますし、天然素材だからといって絶対に無害とは限りません。

大切なのは「素材をどう扱うか」です。そして、選ぶ前に「実際に匂いを嗅いでみること」です。カタログや数値だけでなく、自分の感覚で確かめることが安心につながります。

 

ホルツバウハウスでは「木の匂いが広がっている」「イヤな臭いがしない!」と見学者様方が驚くほど素材選びからこだわり、家づくりを行っています。

 

 

自然素材がもたらす心地よさとホルツバウハウスの取り組み

 

 

私たちは、家の「匂い」も住まいの大切な要素と考えています。

家は見た目のデザインだけでなく、空気や香りも暮らしの質を左右するからです。

触覚や嗅覚を含め、五感に心地よさを届けられる素材選びと施工を心がけています。

 

私たちの家づくりは「木」から始まりますが、木の香りにはリラックス効果があり、杉や檜は抗菌作用を持つといわれています。さらに和紙や漆喰も同様に、匂いを吸着し室内の空気を清らかに保つ働きがあります。

こうした素材の香りや効果は、五感にやさしく響き、心地良い時間をもたらしてくれます。

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