ホルツバウハウスの金堀です。
先週に引き続き、地盤のお話です。
前回は地盤調査のことを解説しましたが、その際に「地盤が弱い」と判定された場合にどうすれば良いのか。今回は地盤改良について解説していきます。

 

■ 地盤改良までの流れ

 

「この立地が気に入ったけど、地盤が弱いと判定された…」そうした場合には、安心して暮らすために地盤改良を行う必要があります。
調査をお願いする専門の会社については数社比較した上で、公平で正しい調査をしてくれると納得した会社にお願いしています。

 

地盤調査を行った上で、弱い地盤だと判断された場合にはまず「地盤保証」に加入していただきます。(お客様負担なし)
適切な調査と改良の上、想定し得なかった沈下が起こった場合に原状回復するための資金5,000万円まで最長20年保証されます。

 

保証に入った上で、適切な地盤改良を行います。

 

■ 地球に優しく、安心できる地盤改良を

 

私たちが採用しているのは「天然砕石パイル工法」です。
長い鉄杭を地面に差し込んで基礎を安定させる「柱状改良工事」というのが一般的ではありますが、砕石パイル工法の場合は天然の石で石柱を形成することで、環境汚染をすることなく地盤を強化できます。

砕石パイルは柱状に砕石をまとめたものであり、固定されていないというのが意外なポイント。
通常の工法では、地震の揺れ方によっては耐えられなくなる場合があります。
砕石パイルは揺れに合わせて石柱が追随するので、地盤の強度低下を抑えてくれます。

 

それから、この工法のポイントは液状化に強いこと。
地震によって発生する過剰にかかる水圧を砕石パイルにとって分散することができ、地盤・建造物の沈下を抑制してくれます。
また砕石パイルは石の集合体であるため透水性も高く、大雨に強く水捌けをよくしてくれることもメリットです。様々な土地の属性に対応できる工法と言えます。

 

皆さんが気になる地盤改良の費用についてですが、この工法であれば過剰に強化することがないため、現時点で施工スピードが最も速く、従来は200万円程かかっていた費用を100万円以内に抑えることができる合理的な地盤改良でもあるのです。　

 

■ 最後に

地盤調査と地盤改良は住まいづくりにおいて、家と同様に大切なことです。
良い地盤がなければ安心して暮らせる住まいは手に入れることができません。
私たちが皆さんの家づくりの際に、今回ご紹介したことを必ず行っていることをご理解いただけますと幸いです。

 

 

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