【素材の使い分け】適材適所の家づくり12|施工事例から床材や造作家具などの使用素材のメリットを解説

2024/08/15

ホルツバウハウス・設計士の井下です。
施工事例をより深掘りしながら、お施主様の住まいへの想いや私たち設計側の工夫をお伝えしています。
「適材適所の家づくり」第12回目です。
今回は私が設計を手がけましたリノベーションの事例を解説します。

■施工事例「リビングを夫婦の寝室に」を解説!70代の暮らし改善リノベーション

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施工事例「リビングを夫婦の寝室に」より

弊社の社長とお知り合いだったお施主様。
年齢を重ねられ、住まいに不自由さを感じており、この度リノベーションを手がけることになりました。

今回のリノベのメインは「寝室」です。
足を悪くされているため、2階にあった寝室は使いづらく1階のリビングや和室を改修することになりました。

お施主様から「素敵にしてくれたら嬉しい!」とお任せいただき、お客様のこれからの生活を想定しながら設計を進めていきました。

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まずは、奥さまの寝室です。
床はウッドワン ピノアースというシリーズを採用。ニュージーランドのパイン(松)の無垢床です。
無垢床は自然由来の温もりで、足元に冷たさを感じにくく快適です。
今回はリノベーション箇所のほとんどにこの無垢床材を採用していますが、床材の下にクッションを施すことで足の負荷軽減に。「明るい雰囲気にしたい」というご要望にもマッチしています。

天井は既存のものを残しました。
ちなみにこちらは、目地の感覚を少し開けて板を張る目透かし天井というもの。

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引戸はタモの突板で造作しました。
シンプルながら、タモの木目を楽しめます!

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引手は掘り込みにしてスッキリとしたデザイン。
何より掴みやすく軽い力で開閉できるのが特徴です。

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他部屋も同様にカーテンは、電動の和紙プリーツスクリーンを採用。和紙独特の柔らかな風合いで落ち着きある雰囲気を演出してくれます。電動なので開閉が楽な点も使いやすいと思います。

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お施主様の寝室は、奥さまのお部屋と同様です。書斎として、ウッドワンの無垢のデスクを設置しました。家具類も私たちが造作もしくは室内の雰囲気やお施主様のご希望に合わせてセレクトをお手伝いしています。

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最後にご紹介するのは応接室。
元々は和室でしたが、段差を減らして広々とした空間に。
窓には内窓を設置して断熱対策を。
冬の寒さを感じる暮らしから開放され「とても暖かく暮らせています!」と嬉しいお声もいただきました。

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お施主様が海外製のグラスや食器を多く所有されているということで、造作棚を設置しています。ゴムの集成材とシナベニヤ・タモの突板を使っており、空間にマッチする家具に仕立てました。

「毎日が快適に過ごせるようになりました。」とお喜びの声もいただいております。シニア世代からのリノベーションも素敵ですね!暮らしをアップデートしたい方はぜひご相談お待ちしております。

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