【素材の使い分け】適材適所の家づくり10|施工事例から床材や造作家具などの使用素材のメリットを解説
ホルツバウハウス・インテリアコーディネーターの村重です。
「適材適所の家づくり」第10回目です。
今回は平屋の事例を解説していきます^ ^
■ 施工事例「一人暮らしのガレージハウス」を徹底解剖!
施工事例「一人暮らしのガレージハウス」より
県外ご出身のお施主様は、広島の土地勘をお持ちでないということもあり「土地探しからお願いしたい」とご依頼いただきました。
お施主様のご職業は車のエンジニアさんということで大の車好き!
大切な車のためと言っても過言ではない平屋のガレージハウスを手がけることになりました。
家の面積は約65㎡で、ちょうどコンパクトなファミリー向けマンションくらいの大きさです。
その半分が愛車用のガレージで、まさに「男の秘密基地」という名がピッタリ。
壁と天井には「木毛セメント板」を使用し、粗々しく男っぽいイメージに。
床はモルタル土間で仕上げ無骨なガレージになりました。
【木毛セメント板(もくもうせめんとばん)の特徴】
木材をリボン状にしたものをセメントペーストで板状に成形したものです。
元々は下地材として使われているもので、高い耐火性や吸音性を持ちます。
今回の事例のように、武骨なイメージにピッタリで内装の仕上げに使うこともあります。
端材を有効活用した建材で、貴重な資源保護の観点からも評価できる素材です。
家の中からは愛車を眺めることができるようになっています。
室内から直接ガレージに行けるのも便利ですね!
平屋の外壁は、セメント盤のサイディングを採用しました。
実は色味が変化することから、セメント盤に白華現象(エフロレッセンス)が起こることに対して通常は嫌厭されがちです。しかし、白華現象で模様が浮かび上がる様は自然素材のありのままの姿として美しく感じられます。武骨な雰囲気と相まって経年変化を楽しめるため、今回はその現象を狙いあえて採用しました!
また玄関アプローチのデザインとしては、道路から直接室内が見えないようにエントランスの位置を考えて設計しています。
一人暮らしであれば、部屋数は最小限で十分。
平屋の中は広々としたワンルームになっていて、お好きなように暮らし方をカスタマイズできます。
お施主様の場合は間仕切りをDIYして居室と寝室をゆるやかに隔てて使われています。
床はお馴染みの無垢のオークを選びました。
固さと強度がある木材なので、重たい家具を置いても安心してお使いいただけます。
キッチンは「トーヨーキッチンBAY CUBE」です。
その名の通りキューブ型のコンパクトなキッチンで、暮らしにフィットしてくれます。
回遊性が高く、カウンターの上であればどこでも手が届いて使いやすい!
キッチンに脚がついているので、家具の延長線上にあるキッチンなのです。
キッチンの背面にはオープンラックを設置して食器や家電を収納できるようにしました。
洗面室には造作洗面台を設けました。
TOTO実験用シンクは水槽が大きいので思いっきり使えて、弊社のお施主様にも大人気!
洗面台はシンプルなオープン収納になっています。
浴室はお施主様のご要望で、シャワールームを設置しました。
一人暮らしの平屋はいかがでしたでしょうか?
人生を思いっきり楽しむための家づくりは素敵ですよね!
私たちも個性豊かな住まいづくりに携われることを毎回楽しみにしております。
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