家づくりで使いたい!自然素材vol.1コルク編|広島の木の家

2023/02/14

ホルツバウハウス・インテリアコーディネーターの石橋です。

 

「自然素材オタク」のホルツバウハウス。

皆さんの家づくりで採用していただきたい自然素材がたくさんあるのです!

 

他では教えてもらえない建築素材の知識をブログにてお届けいたします^^

今回は意外な建築素材「コルク編」です。

 

■ 水回りにも使える!コルクってどんな素材?

 

Different corks on wooden surface

 

コルクと聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?

ワインの栓やコルクボード。

身近にある素材ですが、実は建築素材として使えますよ。

 

しかも、とても機能的。

ホルツバウハウスの家づくりでも活躍しています。

 

□ コルクの特徴は?

 

Harvested cork in the countryside from Portugal

 

コルクの原料は「コルク樫」という木の樹皮。

コルク樫の主な原産地は地中海沿岸地域。

樹齢20年以上のコルク樫から樹皮を剥ぎ、乾燥して加工されます。

樹皮を採取後のコルク樫には樹皮が再生されるため、繰り返しコルクを採取できます。

 

環境を守りながら、素材も利用できるエコなサイクルから生まれた素材なのです。

 

□ コルクの機能性

 

 

Point1 耐水性

皆さんもご存知のとおり、コルクはワインの栓に使えるくらい水に強い素材です。

水を含んだとしても、すぐに蒸発してくれるので水回りに使っても安心です!

 

Point2 耐腐食性

コルクの原料のコルク樫は、虫から身を守るための「スベリン」という防虫成分を持っています。

虫にも強いことに加えて、コルクの構造による「通気性の高さ」から腐りにくいという特徴もあります。

 

Point3 断熱性

コルクにはたくさんの気泡がある(空気の層をもつ)ことから、保温性が高い素材です。

冬場のヒヤリもコルクだと感じません!

 

Point4 防滑性

衝撃を吸収してくれ、滑りにくいコルク。

お子さんが転んでも安心!ペットの足腰にも優しいです。

 

Point5 再生性 

コルクは天然由来の素材です。

リサイクルすることもできるので、環境負荷が少ないといえます。

快適に住めて、人にも環境にも優しいのは嬉しいですよね。

 

 

□ コルクはどこに使う?

 

先程ご紹介した機能性から、コルクは家の様々な箇所に使えます。

ホルツバウハウスでは、主に床材としての使用をおすすめしています。

 

4-4

 

こちらの事例では、洗面脱衣所とクローゼット内にコルク床を採用しました。

冬場に裸足で歩いても冷たさを感じず、とても快適だそう♪

 

□ コルクを採用するときに考慮しておくこと

 

Point1 価格

たくさんのメリットがある分、クッションフロアより高価です。

耐久性も見込めるので、長い目でみれば費用対効果は高いのですが…

広範囲に使うと費用がかかってしまいますので、予算に合わせて使いどころを考えたいですね!

バランスを見て水回りなど、小さなスペースにコルク床を採用することをおすすめします。

 

Point2 変色しやすい

コルクは紫外線による変色がみられる素材です。日がよく当たる場所では、一部だけ日焼けしてしまうこともあります。

「コルクは色が変わるものだ」という認識をもって採用してくださいね!

 

 

家に使うイメージは少ないコルクですが、とても家づくりにおいて魅力的な素材であることは間違いなし!

ぜひコルク素材を使った家づくりをご検討ください。

今後もおすすめの素材をご紹介しますのでお楽しみに^ ^

 

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