【素材の使い分け】適材適所の家づくり02|施工事例から床材や造作家具などの使用素材のメリットを解説

2022/12/29

ホルツバウハウス・インテリアコーディネーターの村重です。

 

快適な家づくりには、素材選びが何よりも肝心!

ということで、毎月1事例ずつ「適材適所の素材づかい」を解説中です^ ^

 

家づくりにおいては、皆さんにも内装など素材選びをしていただきますよ。

皆さんがマイホームに使いたい、“お気に入り”の素材をぜひ見つけてくださいね♪

 

 

■ 施工事例「オーダーキッチンの家」を徹底解剖!

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施工事例はこちらから「オーダーキッチンの家

 

ご紹介するのは、新婚夫婦のお住まいです。

若いご夫婦こだわりの「シンプルで木のぬくもりを感じる住まい」に仕上げました。

今回の家づくりでは、あえて樹種を絞って“木目の少ない、なめらかな印象のもの”を選んでいます。

ぜひ美しい木の表情もお楽しみくださいね!

 

それでは、使用素材を順番に見ていきましょう!

 

・キッチン

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 キッチンは奥様の秘密基地。小粋なカフェのようなデザイン性にこだわっています。

造作キッチンの吊り棚とキッチンボードには、美しい木目のタモを使用しました。

キッチン壁にはモールテックス。モルタルのような質感で空間をスタイリッシュに魅せてくれます。

 

タモの特徴…均一な木目のタモは、見た目の美しさと滑らかな質感が特徴的。

固さもあって丈夫なので、収納棚や吊り棚に使用しても安心です。

今は淡色ですが、だんだんと飴色に変わっていき味わいが深まります。

 

モールテックスの特徴…ベルギーのBEAL社のモルタル調の仕上がりになる左官塗料です。

防水性が高く耐久性も高いため、経年劣化しにくい塗料です。

モルタルと異なりヒビ割れにくく、薄く家具の上から塗装することも可能!

鉱物が主成分で95%が天然由来の成分でできています。

 

 

・リビングと階段

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1階のリビングの床は、床材としても定評がある「カバザクラ」を選びました。

今回はシンプルで明るいトーンの室内に仕上げるため、床材も明るいトーンの木材で合わせています。

壁は、スッキリとした白さが魅力の「漆喰」と「紙クロス」を併用しています。

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階段の踏板(ふみいた)と蹴込(けこみ)にもカバザクラを使用しています。

今回はリビング階段。樹種を合わせることで、床と階段が連続して見えるようにしています。

 

カバザクラの特徴…「桜」と呼ばれていますが、樹種は「カバ」で英語では「バーチ」といいます。

木目がさくらと似ていることからカバザクラといわれるようになりました。

明るいトーンの樹種で、色の変化が少ないため長く現在の雰囲気を楽しむことができます。

体育館などに使われるほど耐久性が高く、肌触りも◎。

 

漆喰の特徴…漆喰は「消石灰(元はサンゴ礁)」を主原料とした左官材料です。

昔から使われてきた「呼吸する壁材」で、調湿しながらホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着してくれます。

 

・洗面カウンターと棚

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洗面カウンターと棚をはじめ、その他水回りの棚は全てタモ材で造作しています。

木材でありながら、スタイリッシュな印象を与えてくれる樹種です。

タモ材は、この家の各所に使用している「グレー(灰色)」と相性が良いことにお気づきでしょうか…?

 

・2階

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ちなみに2階の床材もカバザクラです。

こちらのお住まいの窓は全体的に大きくなく、多面から光を採り入れるように窓配置されています。

その光を白い壁と床が反射して、空間が程良く明るくなるようにバランスをとっています。

 

 

今回は「樹種を絞った住まい」をご覧いただきました。

仕上げたい印象によって、樹種はもちろん使用する素材はそれぞれなんですよ♪

それでは来月の「適材適所の家づくり」もお楽しみに。

 

→前月の「適材適所の家づくり01」はこちら

 

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